文京区小石川2丁目の4700m2(1360坪)の土地に、巨大マンションの建設計画が進められ、堀坂の道路拡幅を含む開発工事のために、六角坂の一方通行の逆走が計画されています。
しかし、堀坂の開発と六角坂の一方通行の逆走は、通勤・通学路である六角坂、堀坂の安全な通行をおびやかし、しかも開発計画は4年間もの長期間に及んでいます。
そこで、通学や生活の安全のために、学童生徒の保護者の有志によって、「堀坂・六角坂の開発に関する要望」の署名集めがされております。つきましては、以下の要望の趣旨にご賛同いただける方にご協力をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
堀坂、六角坂の開発に関する要望
富坂警察署長 後藤 富士子 殿 堀坂、六角坂の開発について、以下のとおり、監督いただきたく、要望します。
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上記の要望にご賛同いただける方でしたら、どなたでもけっこうです。文京区に在住、勤務・通学されている方にかぎりません。
富坂警察署長、文京区長、文京区教育委員会委員長宛のそれぞれの欄(3か所)に、ご住所・ご氏名を署名いただければ幸いです。
(1)児童生徒・高齢者の安全に配慮した工事計画である必要性
今回、開発工事の対象となっている堀坂、及び開発工事の工事車両が通行することとなる六角坂から春日通りに至る道路は、礫川小学校、柳町小学校をはじめ、学校教育施設の通学路となっています。地域には高齢者も多く、歩行者の安全確保が必要です。
しかも、逆走許可申請対象区間は、道幅が狭い上に駐車車両が多いため、歩行者はしばしば危険を感じて立ち止まらざるを得ません。幹線道路の渋滞回避で通過する車も多く、大型車両通行禁止を無視する車や路側帯を越えて走る車も多いです。過去には六角坂において死亡事故が発生したため、一方通行道路とされた経緯があります。
ところが、現在進行中の堀坂の拡幅を含む開発計画は、4年間にも及ぶ工事が計画されている上に、一方通行解除(逆走)の計画も含まれており、歩行者、特に学童・生徒やお年寄りの安全がどのように確保されるのか、危惧を感じざるを得ません。
(2)ガードレール維持の必要性
上記のとおり、安全確保のためには、最低限、工事期間を通じてガードレールを引き抜くことのないようにしていただく必要があります。現在までに、何度もガードレールに大型車両がぶつかって自損事故を起こしております。多くの工事車両が通行する際にガードレールがなくなっていれば、直接人に危害を与えることも、容易に起こりえます。
(3)4年間の工事計画の全容を明らかする必要性、保護者の了解を得る必要性
今回の開発工事は、4年間にもわたる大規模なものです。ところが、事業者は建築計画のごく一部しか説明していません。4年間もの長期間、工事車両が近隣の歩行者の通行がどのような影響を受けるのかが、まったくわかりません。
特に、工事車両の出入りのための逆走許可にあたっては、4年間の工事の全容がわからなければ、なぜ逆走が必要なのかがはっきりせず、許可は出せないはずです。
(1)に記載したとおり、近隣の歩行者の安全に大きな影響が及ぶことを考えると、少なくとも、事業者は、近隣の児童生徒の通う小学校及び近隣を通学する児童生徒の保護者に対し、4年間にわたる工事計画の全容について説明し、納得と了解を得た上で開発を進めるべきであると考えます。
※文京区小石川2-6付近
「ガードレールがない部分」に違法駐車している車両が多数あり、歩行者が安全に通行できません。
※文京区小石川2-8付近
歩行者が通行する部分を荷さばきの車両と荷物がふさいでいます。
※文京区小石川2-8付近
貨物車両が道路区域にはみだして駐まっており、歩行者が通行する部分が狭められています。
※2010年6月17日の写真
※2009年12月の写真
※数値は事業者が富坂警察署に提出した文書による